将来想定される有害な事象やその被害を「リスク」(risk)というが、企業活動においてはリスクが顕在化すると損失が発生する。この損失に備えるための資金的な方策を総称してリスクファイナンスという。
リスクファイナンスは大きく分けて「リスク保有」と「リスク移転」に分かれる。リスク保有は自ら損失を負担することで、想定される損失が大きい場合は企業の存続に関わる致命的な損害を免れるために一定の積立金、準備金、引当金、借入金などを用意することが多い。
「リスク移転」は契約に基づいて他者にリスクの一部または全部を移す方策で、一定の対価を支払う代わりにリスクが顕在化した際の損失を肩代わりしてもらう保険などがこれに当たる。例えば、毎月決まった額の火災保険料を支払い、いざ火災が起きたら被害額を保険金として受け取ることで損失を免れることができる。
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『ESG経営』とはその名前の通り、『ESG』を念頭においた経営をするということです。とは言っても『ESG』についてよく分からないという人も居られると思うので、まずはESGそのものについてまとめていきます。その後に、注目される背景とSDGsとの違いについてご紹介します。
ESGとはESGとは、「Environment(環境)」「Social(社会)」「Governance(ガバナンス)」3単語の頭文字からアルファベットを取った造語です。企業が常に成長し続けるためには、この3つの要素が重要とされており、『ESG』を念頭においた経営をする企業は年々増えています。元々は投資家が、企業の事業機会を把握して投資をすべきか決めるという目的で造られた言葉です。つまりESGをあまり重視していない企業はハイリスクであり、長期的な成長を望むのは難しいでしょう。
『ESG』という概念が、昨今で広く取り扱われるようになった理由は、世界規模の環境問題や社会問題を解決し、「持続可能な社会の成長」を目指すためです。
これまでの産業形態では人々の豊かな暮らしの実現を最優先として、大量生産・大量消費が行われてきました。その過程で、二酸化炭素の排出増加、環境汚染、労働問題などの様々な問題を生じさせてきたという事実があります。ですが、こういった産業形態では、持続可能な社会を実現させることは困難であり、企業が大きく成長するに伴い、さらなる犠牲を払い続けることになるでしょう。
『ESG』の目的はこれまでの産業形態に倣った利益中心の経営から離れて、「環境に負荷がかかりにくい」「長時間労働を深刻化させない」「不正・不祥事が起こらない」といったような、持続可能な社会を追求することです。
『ESG経営』について概要は把握できたかと思いますので、これを行えば具体的にどんな利点があるのでしょうか。また企業において『ESG経営』はどんな影響を及ぼすのか解説します。
①企業のイメージの向上企業が『ESG経営』を行えば、環境や社会に対して様々な施策をしていることをアピールすることができます。これらの活動は投資家にとっても、成長するポテンシャルがあるのかという判断基準になるので、資金調達の面でも有利に働くでしょう。企業全体のイメージ向上により知名度も高くなりやすいので、優れた人材の確保にも繋がります。
先ほどとは逆に『ESG経営』を軽視する傾向にある企業は、社会の変化に追いついていない「信頼できない企業」として見なされるリスクがあります。そうなると投資家からの投資を受けづらくなるため、資金調達の面でも苦しくなってしまい、経営上のリスクが増大してしまうでしょう。日々変わっている、企業を取り巻く環境に対応するためには、『ESG経営』を重視すべきだと言えるでしょう。
『ESG経営』は、新たなビジネスを産み出すことにも役立ちます。ニーズの高い環境問題への配慮を目指した製品に注目が集まれば、更なる投資を期待でき、これまで関わりのなかった企業との取り引きの足掛かりに繋がる可能性もあります。まだまだ『ESG』に対応しきれていない企業は多いので、対応が済んだ企業との差は大きくなるばかりでしょう。
SDGsは「Sustainable Development Goals」の略で、「持続可能な開発目標」という意味です。2015年9月の国連サミットで採択された「2030年までに持続可能で多様性と包摂性のある社会の実現」を目指す国際的な目標となります。
『SDGs』と『ESG』の違いを簡単に表すと、「対象の範囲」です。『SDGs』は広く対象を取り、政府や行政を含めた国全体で意識するものである一方で、『ESG』は投資家や企業をターゲットとします。企業が『ESG』を意識することで、『SDGs』の実現がその先にあるので、無関係というわけでは決してありません。
上であげた3つの『ESG経営』の利点を見て分かる通り、企業にとって非常に大きな利益となることは間違いありません。『ESG』に対応済みの企業とそうでない企業との間には大きな差が生まれ、今後もさらに拡大していくことでしょう。『ESG経営』に取り組む企業は株価パフォーマンスも高いとされています。
社 名 | 一般社団法人 リスクファイナンス協議会 |
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役 員 | 代表理事 :多賀 章晴 副代表理事:木内 泰仁 事務局長 :後藤 孝介 理 事 :西岡 尚美 監 事 :小宮山 洋一 顧 問 :佐々木 法夫(発起人) |
住 所 | 京都市下京区西洞院通四条下ル妙伝寺町720 光悦ビル6F |
TEL/FAX | 050-1807-5193/075-353-5395 |
URL | https://rf-kyougikai.com |
賛助会員 | 有限会社IPN 有限会社JIA京都 株式会社アドコミックNOA 株式会社エコマスト 株式会社シェイクアップ |
顧問弁護士 | 中川龍也法律事務所 |
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